言えない言わない言いたくない。
何処で何がどう狂ってしまったのか。
後戻り出来ない現実が押し寄せてくる。

深くなりすぎた差異を埋める手段を探してみたけど見付ける事は出来なくて。
探せば探すだけ差異は修復も出来ないほどに広がって。
「今」を捨てれば差異はなくなるけど、手放せない現状は存在して。

振り返ってみれば現状はかなり不思議で不安定で。
優しさは嬉しいけど、それ以上を望もうとは思わなくて。
悪口なんて聞きたくはないけど同意する自分も少なからずいて。

生きてきた道が違うんだからそれぞれの価値観が存在して。
ソレはそれで大切だけど、すべてを否定されたら言える言葉なんてあるわけがなくて。
他人だから見えることもあるのは事実で、他人だから見えないこともあるのもまた事実。
自分自身しか見えていない人には周りが見えているわけがなくて。
精一杯の人は余裕があることに気付けるわけもなくて。
それが依存だと言う事にすら気付いてないと言うならソレは甘えでしかなくて。

相手の考えていることが分かれば苦労はなくて。
それでもこちらの想いはすべて見透かされているように思えて。
甘い声音はとても心地よくて、普段とのギャップが大きいほどに心地よくて。
その手を振りほどけないけど握り返すことも出来なくて。

過ぎた日々があるから解かっている自分の性格はあって。
それを考えれば今のこの状態は確実に危うくて。
何がどうと聞かれても解からないけど、とにかく危うくて、危なくて。
同じ事を繰り返しそうな自分が恐くて恐くて。回避するためには距離を置くぐらいしか方法が浮かばなくて。

逃げるのかと聞かれたら否定はしない、出来ない。
でももう何も知りたくない、聞きたくない、考えたくない。
複雑なことなんてなくていい。何で単純になってはくれないのか。
それでも現実は複雑なものだから。人の想いは単純ではないから。

ココに書いたのは一つの葛藤。複雑な心のほんの一部。

Since 2005/11/11