『朱涙は まるで心の傷から流れた血のようだった』 夕日に照らされた貴方の涙 貴方が負ったその傷から流れる血のようで 私はその止め方を知らない 血が流れ落ちるのを 只見つめるのみ それでも 貴方は笑うのね 貴方の心に その傷を負わせてしまったのは もしかしたら 罪深き私かもしれない 純粋で 綺麗で 優しい貴方の心に 醜くて 汚くて 意地悪な私の心の刃が 大きな傷をつけてしまった そんな私を許さないで 私はそんな貴方を―――― 作者:真浅 様 |
真浅さんに『涙』のお題で書いていただきました。 |
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