『動詞11.ぬる』


幼き日の記憶は
今もなお私を蝕む

嘘に塗り固められた笑顔が
仮面のように張り付いた心に
深く突き刺さる

永遠に抜けない棘
見えない鎖が今日も私を束縛する


一度犯した罪は
今もなお私を蝕む

偽りの涙の滴が
仮面のように張り付いた心に
音も無く落ちる

永遠に消えない傷
見えない痛みが今日も私を襲う


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