『動詞10.ねむる』


現実はいつも悲しみに溢れている
現実の夢は絶望と共にあり
願うことは望むことより難しい…

今まで歩いてきた道は
決して平坦であることは無く
下り坂があるわけでもなく

毎日が登り続ける日々…

何のために登るのかすら分からないのに
簡単に後戻りが出来るほど緩やかな坂でもない…

疑問に返答が返ることは無く
たとえ返ったとしても虚無の幻想でしかない

分かったつもりでいる無知な我々が
問いを発することすら傲慢なのかもしれない

それでも問うことをやめはしない

現実が如何に悲しみに暮れようとも
夢と幻が隣り合わせに存在しようとも

眠れば目覚めがあり
起きれば新たな現実が待っている―――


Since 2004/07/05

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