『動詞12.かく』


今までの夢に手が届いたとき
人は次にどんな夢を見るのだろうか

人は常に貪欲
何かを欲せずにはいられない


欲するものを無くしたとき
人は何を糧に生きるのだろうか

人は常に強欲
一つのものだけでは納得しない


思い描く幸せが形になったとき
人は本当に幸せだと思えるのだろうか

人は常に鈍感
眼の前にある幸せにすら気づけない


何か大切なものを失ったとき
人は初めて心からの涙を流すのだろう

人は常に愚鈍
失ってから初めて大切なことに気づく


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